2012年8月11日土曜日

三体詩-七言絶句-実接(16)






【作者】竇常

【読み】

  香山館(こうざんかん)に子規(しき)を聴()

楚塞(そさい)の余春(よしゅん) ()くこと漸(ようや)く稀(まれ)なり。

断猿(だんえん) 今夕(こんせき) ()を沾(うるお)すことを譲(ゆず)る。

(くも)は老樹(ろうじゅ)を埋(うず)む 空山(くうざん)の裏(うち)

彷彿(ほうふつ)たり 千声(せんせい) 一度(いちど)に飛()ぶに。

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